百道海水浴場跡碑

『地行河童の松』伝説
昔、大の酒好きの嘉兵衛が居たそうだ。いつものように酒を飲みながら百道の海で漁をしていると、これまたお酒が大好きな河童が現れ、お酒をせがんだそうです。「河童に飲ませる酒など無い!」と河童を追い返した嘉兵衛は、船の中で寝てしまったそうな。ふと目が覚めると、嘉兵衛は百道の松原に寝ていて、船ははるか沖に。慌てた嘉兵衛は抜き手を切って船に辿り着くと、先程の河童が酒を飲み干して、寝ていたそうです。殴りつけようとすると、河童は目を覚まし、「旦なが不漁の時は魚を持って来ます」詫びるので、可哀想になり河童を許したそうな。その後、嘉兵衛が不漁の時は必ず魚を持って来たそうな。
月のよい晴れた晩には『地行の河童の松』の下に何時も酒を飲んで寝転んでいる河童が居たそうな。
参考文献『ふくおか歴史散歩』福岡市発行
樋井川河口の東の地行側の海岸にあったそうです。ちょうどこの橋(百道浜橋)の向こう側でしょうか?
swim11.jpg

<< 前
次 >>

百道浜橋の向うに中国領事館が見えます

百道海水浴場跡碑topページへ   福岡散歩道へ